こんにちは🌞ふじもと歯科診療所です🦷

今日はお口の健康と全身の健康のお話です。

 

歯科治療で注意したい全身の病気の一つに
「骨粗しょう症」があります🦴

「骨粗しょう症」とは、骨の密度が低下し
骨がもろくなってしまい
骨折しやすい状態を指します😭


骨粗しょう症が原因で起こる骨折を
「脆弱性骨折」とよびます。

「脆弱性骨折」は健康な骨の
骨折とは異なり
少しの刺激で骨が折れてしまったり
一度骨折するとほかの部位でも骨折が起こり
連鎖してしまうこともあるそうです😭

骨粗しょう症の影響で
「顎骨壊死(がっこつえし)」という
病気を発症してしまうことがあります。
お薬の影響でこの病気を発症することを
「薬剤関連顎骨壊死」といいます💊

お薬の服用期間が長くなれば
顎骨壊死のリスクもあがると
いわれています。

そんな顎骨壊死を防ぐために
お口の健康を保つことが
重要であるとわかってきました🦷🪥✨

さらに2023年には専門学会が
「骨粗しょう症を治療するすべての方に
原則、歯科治療が求められる」
という内容の文書を発表しました。

骨粗しょう症には
目的の異なる4種類治療薬があり

飲み薬のほかに
注射薬や点滴もあります。

 

お薬手帳をお持ちいただければ
飲んでいるお薬は知ることができますが
注射や点滴までは記載されていませんので
治療中の場合は必ずお知らせください。

⚠️骨粗しょう症に限らず
お薬を服用中の方はお薬手帳や
お薬の説明の紙などをお持ち頂き
必ずお知らせください😊

薬剤関連顎骨壊死は、少し前までは
「歯科治療の抜歯などの外科治療が
原因となり発症する」と、
考えられていました。

抜歯をしたあと、いつまでたっても
傷が治らず、顎骨壊死がみられたから
そのように考えられていたのですが
多くの研究がされていくなかで
抜歯をしなくても顎骨壊死が
起こっていることが
わかってきました。

現在では、抜歯による顎骨壊死の
リスクがゼロ、というわけではありませんが
抜歯によって顎骨壊死がおこるのではなく
「抜歯を必要とするほどの歯周病や
歯の根のむし歯などがあることが
顎骨壊死につながる」という
考え方に変化しています。

 

骨粗しょう症などの治療薬を
使っているからといって
必ず顎骨壊死が起こるわけではありません。

どのお薬も治療において
効果の高い薬ですので
自己判断での治療薬の休薬や中止は
絶対にしないようにしてください。

「顎骨壊死を起こさない」
「顎骨壊死を予防する」ためにも
骨粗しょう症の治療中の方は特に
治療などでお口の健康を整え
定期的にかかりつけ歯科医院での
メインテナンスをおこなうことが
重要になってきます。

むし歯や歯周病などの治療はもちろん
入れ歯の調整なども大切です。

治療が終わってからは
皆さんがご家庭でおこなう毎日のケアが
もっとも大切になってきます✨

磨きにくい場所や磨き方など
個人差がありますので
お気軽にご相談ください。

誰でも必ず磨きにくい場所や
歯ブラシが届きにくい場所があります。
そんなところは歯科医院での
定期的なメインテナンスで
キレイにしていきましょう💪🔥

全身の健康と歯の健康
全く異なっているように思えますが
実は大きな関係がありました👀

今回は骨粗しょう症のお話でしたが
それ以外の疾患でもお口の健康と
大きな関わりがあることがあります。
どのような疾患でも治療中、通院中の方は
必ずお知らせください😊

皆さんのお口の健康だけでなく
全身の健康を守れるよう
お手伝いさせてください☺️

ふじもと歯科診療所